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赤ちゃんと食器の共有についての新常識!家族みんなで歯科検診
こんにちは。
要町駅2番出口より徒歩7分の歯科医院【かなめフラワーパーク歯科】です。
※千川駅、椎名町駅からも徒歩10分程度です。
生まれてきてくれたお子さまには、むし歯や歯周病などお口の病気とは無縁の生活を送ってほしいものですよね。
おやつや歯みがき、フッ素などのむし歯予防も大切ですが、家族のお口の環境もむし歯予防に大きく影響することをご存じですか?
今回は、赤ちゃんのむし歯予防と家族のむし歯の関係についてお話します。
「甘いものを食べるとむし歯になる」というイメージがありますね。けれども、むし歯になるメカニズムとして、食事などで摂取される糖だけではむし歯にはなりません。
摂取された糖を、ミュータンス菌などむし歯の原因菌が代謝し、酸を作ることで歯が溶けます。
糖の量もですが、むし歯の原因菌の量も関係しています。
お口の中の原因菌の量が少なければ少ないほど、むし歯のリスクは少なくなってくるのです。
実は、生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中は無菌状態です。
この状態をずっと維持できれば、原因菌もいないのでむし歯にはなりませんが、主にご家族から菌が感染すると言われています。
以前は食器の共有が原因と言われていましたが、2023年5月に日本口腔衛生学会から発表された「乳幼児期における親との食器共有について」によると
離乳食開始前からスキンシップを通じて細菌感染は起きているので、食器の共有をしないことでう蝕予防できるとい うことの科学的根拠は必ずしも強いものではないとのことです。
もちろん、食器の共有を避けるだけではお子さまの虫歯リスクを下げられるわけではないというだけで、積極的に口移しで食べ物を与えたり、食器を共有する必要はありません。
食器の共有で虫歯の原因菌以外の有害な細菌、ウイルスを感染させるリスクはあるからです。
お子さまとのスキンシップや会話を通じ、細菌感染はどうしても起きてしまいます。
しかし、一緒に過ごすご家族のお口の中の環境がよければお子さまが感染する菌の量も減り、将来的にお子さまの虫歯のリスクを減らすことができると言われています。
歯の質、唾液の性質といった遺伝的な要因もありますが、まずご家族みなさまでむし歯や細菌の温床となる歯石などのない状態を作っていくことが大切になってきます。
家族で定期検診やクリーニングをして、万一むし歯があれば早期発見、早期治療を行い、生まれてくるお子さまの歯を守っていきましょう。
かなめフラワーパーク歯科では、予防にも力を入れております。
クリーニングや歯みがき指導などさせていただきながら一緒に歯の健康を守っていきます。
お母さま方は豊島区の「妊産婦歯科健康診査」も受け付けております。
受診券をお持ちの方は、ご出産後一年間は無料で受診していただけますのでぜひご利用ください。
治療が必要な方には二児の母である院長が、マタニティ歯科診療もおこなっておりますので妊娠中のお母さまの疑問や心配にもご相談させていただきます。
少しでもお口に関するお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。